昨日の敵は今日の友

TMG（トヨタモータースポーツ有限会社）のジョン･ハウエットの「ウィリアムズの復活は歓迎すべき」というコメントを見てふと思いついた。

今季よりトヨタはウィリアムズにエンジンを提供している。
同じエンジンを使用しているとはいえライバル関係。
事実、今季は3戦を消化してお互いのコンストラクターズのポイント差はたったの1。
直近のライバルだ。

そこで思い出したのが1999年のル・マン24時間レース。

今でこそ同じエンジンを共有しトランスミッションを共同開発するという立場をとっているものの、98・99年はル・マン24時間ではライバル同士だった。
99年にいたってはトヨタ・GT-One(TS020)とBMW・LM99（ウィリアムズがシャシー開発）がゴール1時間前まで死闘を繰り広げていた。
（この頃はBMWとウィリアムズが協力関係にあった）

トヨタにとって悲願であったル・マン制覇の夢を打ち砕いた（シャシー開発元の）ウィリアムズ。
その二つのチームが今こうやって互いにライバルではありながらも協力関係にある。
こういう面でモータースポーツを見るのも面白いなぁ。

まぁ、今季は99年にル・マンで優勝したそのBMWが好調ですね。